名前を付けるときのポイントは?「あかり」と読む名前の印象も
読みを先から決めるときのポイント
名前を決めようとした時、どこから決めればいいのか悩むと思います。その時は、ひとつのポイントとして漢字に込められた思いや画数などを参考にすると良いでしょう。
「あかり」と読む名前の印象
「あかり」という名前には、「明」という字を連想させやすいことから、「明るい」「優しい」「幸福」のような女性特有の優しく包み込むような印象があります。
「明」という漢字を使って「あかり」と読む名前
「あかり」と聞いたらこの漢字を連想する人は多いのではないでしょうか。あかりという名前の中でも、最もメジャーな漢字と言ってもいいでしょう。
「明」という漢字のイメージ
明るい、明日、明星、聡明、など明るさをダイレクトに表現する字であることから、「光」、「夢・希望」、「喜び」などのイメージがあります。
「明」という漢字に込められた思い
「明」という字は、窓から見える月明かりから作られた字であると言われています。部首は「日」ですが、これは太陽を意味する言葉ではなく、窓です。窓は古くは「囧(ケイ)」と書き、囧と月を合わせて「朙」と書いたのが始まりとされています
これが簡略化され、現在の「明」になりました。
かつて、中国北部の黄土地帯には半地下式の住まいが多かったといいます。雨が少なく乾燥した地域であったため、家屋を作る木材が手に入らなかったのです。人々は暗闇の中で、ロウソクのかすかな火を頼りに生活していました。そんな生活の中で、小さな窓から差し込む月光はとても明るかったのです。人々は月明かりを頼りに、ここではないどこかへの憧れを持って外を徘徊し出します。
すると、昼間見慣れたはずの光景が月明かりによって夜は全く違う表情を見せるのです。人々はその景色に魅了され、癒しを感じたのです。暗闇に埋もれ身動きできないときにこそ、人は、射し込んできたほんの少しの明かりに気づきます。光に明るく照らされ、見失っていた世界が見えてくるのです。
このことから、「明」という漢字からは、物事を見分けたり見通したりする力を持って欲しい、世の中が開ける人生を歩んで欲しいという願いが込められています。
「明」を使って「あかり」と読む名前一覧
明を使った名前は以下のようなものがあります。
「丹」という漢字を使って「あかり」と読む名前
丹は、「丹念」「丹精」など、真心を込めて念入りに行うことを表す言葉に使用される漢字です。
「丹」という漢字のイメージ
丹という字は、「丹砂(水銀と硫黄が化合した赤色の鉱石)を採掘する井戸」の象形から、「丹砂」、「赤色の土」、「濃い赤色」を意味する「丹」という漢字が成り立ちました。上にもある通り「丹念」「丹精」など心を込めて念入りに行う言葉に用いる漢字であることから、思いやり、誠実、優しさというイメージがあります。
「丹」という漢字に込められた思い
誠実、優しさを持った人は皆から愛される人になります。丹という字には周囲の人に思いやりをもって接することができる、気持ちの温かな人に育ってほしいという願いが込められています。
「丹」を使って「あかり」と読む名前一覧
「亜」という漢字を使って「あかり」と読む名前
「あ」の発音に当て字として用いられる字です。
「亜」という漢字のイメージ
亜という字は、建物の土台を表現する文字で、土台の上に建物が築かれることから「上から押さえられている→トップに慣れない」と変化して「準ずる」「二番目」の意味をもつようになりました。王家など高貴な人の墓の形を表したという説もあります。このことから、前に出ない、落ち着いている、というイメージがあります。
真里亞、など外国風の名前の当て字に使われることの多い漢字であることから、女の子らしさを連想させやすい字でもあります。
「亜」という漢字に込められた思い
トップではなく、「二番目」という意味を持つ字であることから、おしとやかな子に育って欲しい、謙虚になって欲しい、という願いが込められています。
「亜」を使って「あかり」と読む名前一覧
「彩」という漢字を使って「あかり」と読む名前
女性の名前に用いられる漢字の中でもメジャーな字であり、有名人でも上戸彩さんをはじめ多くの方の名前に入っています。
「彩」という漢字のイメージ
彩という字は、いろどり、模様、つや、輝き、色をつける、飾る という意味があり、「色彩」「水彩」など色や模様にちなんだ言葉に使われています。 色であることから、綺麗な、多彩な、鮮やか、華やか、といったイメージがある漢字です。「アヤ」と読むことから、女の子らしさも濃い字です。
「彩」という漢字に込められた思い
いろどり豊かなことを表すことから、美しく色どられた生き方をして欲しい、鮮やかな人生を歩んで欲しい、多才な人になれるように、などの願いが込められています。
「彩」を使って「あかり」と読む名前一覧
「愛」という漢字を使って「あかり」と読む名前
恋愛、愛情など、「心」に深く関わりのある字です。
「愛」という漢字のイメージ
愛という字は、女の子の名前にとても多く用いられている字です。心が惹きつけられる、いつくしむ、かわいがる、といった思いやる心を意味します。愛は、「㤅(アイ)」に「夂」を組み合わせてできた字です。 「旡」は後ろを振り返る人、「夂」は人の足、これに「心」を組み合わせて、「心が揺れて足を止める様子」を表しています。
心、愛すること、思いやる、といった意味合いを持つことから、優しさ、母性愛、女性らしさをイメージさせます。
「愛」という漢字に込められた思い
愛という字には、思いやりを持った優しい子になって欲しい、愛する心を持った人になって欲しい、といった願いが込められています。
「愛」を使って「あかり」と読む名前一覧
「星」という漢字を使って「あかり」と読む名前
この字と「あかり」とは、一見関連が想像しにくいかもしれません。
「星」という漢字のイメージ
星という字には、ほし、天体、月日の流れ、重臣や高官、重要な人物という意味があります。暗い夜空に光り輝く天体、一番星、などから、スター性、ヒーロー、リーダー、オンリーワンなど、特別なもの、というイメージがあります。
「星」という漢字に込められた思い
「星」という漢字には、どの道に進んでも輝けるように、スターや世の中で重要な人物になってほしい、という願いが込められています。
「星」を使って「あかり」と読む名前一覧
「有」という漢字を使って「あかり」と読む名前
有限、保有、共有、などとにかく「ある」というイメージが強い字ですね。
「有」という漢字のイメージ
有という字には、…がある。存在する、持っているという意味があります。手の象形の「又」に肉の変形の「月」を組み合わせて、肉を持つから転じて「ある」の意味になったというのがこの字の成り立ちです。「ない」に対して「ある」ことを表すことから、何にしても「もってる人」、運がいい、才能があるといったイメージがあります。
「有」という漢字に込められた思い
「有」という漢字には、存在感のある人、才能・知力・体力などたくさんの能力に恵まれた人になって欲しい、価値ある豊かな人生が歩めるように、という願いが込められています。
「有」を使って「あかり」と読む名前一覧
「朱」という漢字を使って「あかり」と読む名前
色のあかといえば「赤」の字の方が一般的ですが、こちらの「朱」の方が何か深い意味合いがありそうですね。
「朱」という漢字のイメージ
朱という字も赤という字も、同じ赤色を表す字であることはご存知かもしれません。しかし、正確には朱という字が表すのは「黄色がかった赤」なのです。真っ赤っかではなく、少しほんのりとしたお洒落な色なのですね。字の由来は、「木」の字の真ん中に「一」を組み合わせていることから、木の中心、すなわち幹の真ん中の赤い部分を指します。
あかい色自体には、「情熱の赤」などというように、エネルギッシュ、愛、女性らしさ、などのイメージが付きやすい漢字です。その中の朱をあえて選ぶことは、特別な意味、少しミステリアスな、お洒落なイメージがあります。
「朱」という漢字に込められた思い
鳥居などに使われるあのあかい色も、朱色と言います。そのように、古くから日本に存在することから、伝統を感じさせるような落ち着いた人になって欲しい、まろやかなあか色であることから、情熱の中にも包み込むような女性らしい優しさを持った人に育って欲しいというような願いが込められています。
「朱」を使って「あかり」と読む名前一覧
「灯」という漢字を使って「あかり」と読む名前
灯篭(とうろう)、提灯(ちょうちん)など、人工的に作られた光を表す言葉に使われやすい漢字です。
「灯」という漢字のイメージ
灯は、炎の象形文字である「火」と、釘を真上から見たカタチの象形文字「丁」の組み合わせであることから、火が安定する器具 を表す文字として完成しました「火」の字が小さく入っていたり、「灯篭」「灯台」などに使われる漢字であることから、小さな明かり、穏やか、控えめ、はかない、落ち着いたというイメージがあります。
「灯」という漢字に込められた思い
灯篭 (とうろう)や提灯(ちょうちん)にはロウソクが使われています。ロウソクの明かりは、独特の淡い色を放ちます。そのことから、包み込むような優しさを持った人になるようにといった、願いが込められています。
「灯」を使って「あかり」と読む名前一覧
「紅」という漢字を使って「あかり」と読む名前
「べにいろ」と呼ぶ色で、口紅のあかや紅白をイメージされる方も多いのではないでしょうか。
「紅」という漢字のイメージ
紅色とは、古代の中国の書物に「赤白色なるものなり」と記述があることから、白みがかった赤色を表しています。この色は、「紅花」という花の花弁を原料に作ります。右側のつくりは、工(コウ)という読みが「烘(コウ)」という漢字の「火のようにあかい色」という字と同じこと、それに布を表す「糸」を組み合わせることで「赤く染めた布」を示しています。
日本で古くから布の染料に使われていたことから、日本的美しさ、お淑やかさ、艶っぽさ、鮮やか、高貴なイメージがあります。
「紅」という漢字に込められた思い
情熱の色をイメージし、熱意を持った人になって成功した人生を歩んで欲しい、全てにおいて美しく目を引くような人に育って欲しい、といった願いが込められています。
「紅」を使って「あかり」と読む名前一覧
「茜」という漢字を使って「あかり」と読む名前
夕焼け、トンボを連想させる字ですね。「茜」の一文字で名前になっていることが多いです。
「茜」という漢字のイメージ
「茜」はアカネ科アカネ属のを植物、その名も「アカネ」を表す漢字です。その由来は「アカネ」の根のカタチに由来しています「西」は目の粗いカゴを表す文字で、「隙間があって分散している」という意味があります。くさかんむりと組み合わせることで、「根が分散したカタチ」及び「ひげ根」を表しています。
「アカネ」は、日本では邪馬台国の時代から使われていたといわれ、紅花とともに赤色の染料として使われていました。夕日のあかさを示す字であることから、秋のような暖かくも程よく涼しい良い雰囲気、調和、安定、落ち着いた穏やかなイメージがあります。
「茜」という漢字に込められた思い
夕暮れ時の空の色に例えられる落ち着いた赤色を表す字であることから、穏やかで温かい心を持った人になってほしいという願いが込められています。
「茜」を使って「あかり」と読む名前一覧
想いを込めて「あかり」という名前に漢字をつけましょう!
「あかり」という名前にはいろいろな願いが込められているのですね。ぜひ、大切なお子様のために、じっくり考えてあげてください!
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